Switchのいっせいトライアル、今月のタイトルがまさかの3本同時。個人的には「Storyteller」が気になってたので楽しみです。
そして「7 Days to End with You」が入ってますね!
以前アプリでプレイしましたが良かったですね〜。クリア後しばらく落ち込みました。
目が覚めると記憶が無く、ここがどこなのか自分が誰なのか全く分からない。1人の女性が介抱してくれていたようだが、話している言葉も分からない。
独特な文字で表示される女性の言葉は単語ごとに記録され、自分が予想した意味をメモすることが出来る。
タイトル通り、ゲームは7日間の物語。7日間で自分が何者かを知り、彼女と心を通じ合わせることが出来るか。そういうことをやっていく作品なのですが…。
プレイヤーがやることは、ひたすら家を調べて女性に言葉で説明してもらい、そこから単語の意味を推測していくこと。共通項から答えを当てるとかそういうのが好きな人はかなり楽しいと思います。
まあ実は完全にオリジナルの言語では無いので、得意な人はある程度進んだらあまり調査をしなくても意味が予測出来てしまうかも。
あと、単語の意味の予想はあくまでメモの意味しかなく、自分の解釈が何かストーリーに変化をもたらすことはないので、そういう大喜利的な要素を期待している人は注意。
この辺のパズルとしてのプレイ感についてはApp Storeに丁寧なレビューがいくつかあるのでオススメです。
https://apps.apple.com/jp/app/7-days-to-end-with-you/id1602772289
落ち込んだ理由はやはりストーリーなのですが…
(以下モロネタバレあり)
とにかく辛い!悲しすぎる!!
テオがボイルに会うため禁忌を犯し、大きな犠牲を払っても、7日間しか持たない上に何もかも失った体しか作れなかった。その錬金術の限界がどこまでも辛い…。
簡単な話、7日間を恋人との幸せな時間として過ごすことは難しいです。シラミ潰しに調べていくタイプなら早いうちに大体の察しは付いてしまうんで「あの人との時間を大事に過ごさなきゃ」と思う反面、たった数日で身体が動かなくなってきて「え、もう死ぬん…?キツ……」という気持ちも浮かんできてしまう。「勝手に何してくれとんねん」とすら思う。せめて記憶があれば、せめてひと月くらい生きられれば、せめてポックリ逝ければ…。
しかし仮に丈夫な体で甦ることが出来たとしても、肝心のテオは近いうちに罪を償うことになる可能性が高いですよね。いずれにせよ幸せは長く続かない。この八方塞がりでどうしようもない感じが、結末をよりしんどくさせるわけです。
エンディングを回収するために何周かはしたんですが、全てを終わらせた後の気分は本当にサイアク(褒め言葉)で、もう一度気軽に起動するのはあまりに人道に反する…と思ってしまったゲームでした。この辺のメタ要素の塩梅も良かったですね。多くの人と分かち合って
こうなりたい作品です。